最近は新築の注文住宅を建てる際に、オプションで宅内のLAN配線を選択することができるケースが増えています。電源コンセントや電話線と同じようにlanケーブルを敷設しておくことで、光回線を設置した際にすぐに各部屋で快適にインターネットが使えるようになります。新築住宅にLAN配線を敷設する場合は、使用するlanケーブルを適切に選ぶ必要があります。lanケーブルは規格ごとに通信速度の最大値が定められており、光回線の通信速度と同じか上回る速度のものを使用する必要があります。
現在の家庭用の光回線の主流は1Gbpsなので、ハウスメーカーにLAN配線を依頼するとこの速度に合わせた規格のケーブルが使用されます。光回線の通信速度は将来に高速化する可能性があり、現在よりも高性能の通信サービスに変更する場合は使用するlanケーブルを高規格のものと置き換える必要があります。高速の光通信サービスに変更する際に問題になるのは、建築時に壁の内側にケーブルを敷設した低規格のケーブルは容易に交換することができないことです。交換をする場合は工事を依頼する必要があるので、多額のコストがかかってしまうでしょう。
新築住宅にLAN配線を設ける場合は、将来に光回線が高速化することを見越して高規格のlanケーブルを使用することができます。高速通信が可能な状態にしておけば、光回線の契約を変更したとしてもある程度までは対応することができるでしょう。