lanケーブルは、インターネットにあらゆる端末をつなぐうえで欠かせない存在です。一方で、恒久的に使えるものではなく長く使い続けると徐々に品質が劣化します。そして、その劣化を無視して使い続けてしまうと思わぬトラブルの原因になる可能性がある点には注意が必要です。そのようなトラブルを避けるためにlanケーブル使用時に確認すべき事項に、耐用年数があります。
なお、さまざまなメーカーからさまざまな商品が販売されているlanケーブルは材質は構造が微妙に異なるため、一概に寿命を何年と言うことはできません。ただし、ひとつの目安として法定耐用年数という政府が定めた期間があり、lanケーブルが該当する「ツイストペアケーブル」は18年と定められています。つまり、経費として計上した場合減価償却計算上の寿命は18年となっています。そのため、その数字をひとつの目安として使用年数を随時確認するのがおすすめです。
一方で、実際には18年以上使い続けたからと言って問題ないケースが多いのも事実です。これは、法定耐用年数よりも長く使える商品が大半となっていることに由来します。それゆえに、実際の寿命は目安としての「18年」という数字に加えて、lanケーブルの実際の状態を確認して判断するのが良いでしょう。条件や環境によっては短い期間でコネクタの破損などの劣化が謙虚に現れる場合も十分あります。
そのような状態で使い続けるのは危険なので絶対にやめましょう。